自分の主観で使い分けるcompare with/to
いつも私の英語学習にお付き合いいただきありがとうございます。
今回はcompare with、compare toについてまとめてみます。オンライン英会話の講師にこれら二つの質問してみたところcompared withは同じものについての比較、compared toは異なるものについての比較とのことでした。
例1:Compared with his father, Jack is taller.
例2:Compared to the TV, Jack is taller.
例1では人と人を比較しており、例2ではものと人を比較しています。withとtoについて、withは何かと一緒に存在すること、toは対象を意識した方向を意味しており、withに対して距離を感じます。このためcompare withは一緒と考えてよい人(モノ)、compared toは自分から離れている対象に対して使われるのだと思いました。以下で詳しく見ていきます。
compareの意味
1. to examine people or things to see how they are similar and how they are different
例1:It is interesting to compare their situation and ours.
例2:We compared the results of our study with those of other studies.
例3:I've had some difficulties, but they were nothing compared to yours.
他動詞として使われます。人やモノについてどのように同じか、どのように異なるのか調べることを意味します。例1は彼らの状況と私たちの状況、例2は私たちの研究結果と他の研究結果、例3は私の抱えている問題とあなたの抱えている問題がどのように同じ(異なる)かに注目しています。オンライン英会話講師が教えてくれたのもこの用法だと思います。しかし、例3を見ると同じモノの中で比較しているようにも見えますが、compare toを使っています。これはtoを使うことによって、私の問題とあなたの問題には距離がある、つまり本質的に異なっていることを表しているのだと思います。私は家庭生活で問題を抱えている、あなたは仕事で問題を抱えているといったイメージです。
2. to be similar to sb/sth else, either better or worse
例1:This house doesn't compare with our previous one.
例2:Their prices compare favourably to those of their competitors.
1とは異なり自動詞の意味で使われています。この場合to/with以下の対象に対してよいか悪いかが焦点となっています。toとwithの使い分けは1と同じです。例1ではこの家が昔の家と比べて良くないこと、例2では自社製品の値段が協業よりも安いこととを意味しています。
3. to show or state that sb/sth is similar to sb/sth else
例:The critics compared his work to that of Martin Amis
他動詞として使われ、似ている点を述べることを意味しています。例ではcompare toの形で使われており、彼とMartin Amisさんは異なる仕事をしていますが、似ているところがあるということを述べています。
最後に
compareを使うときはいつもwithとtoで迷っていました。大事なことwithは同じもの同士の比較、toは違うもの同士の比較、かつ同じか違うかは本人の主観(自分との距離の感じ方)であると思いました。これからは自分の感じ方に応じてcompare with/toを使い分けていこうと思います。